益田龍一が愛おしくて仕方が無いらくがきブログ。
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ハム星さんに敬意を込めて。
オープニング的な何か。
つづきより、画像いっぱい出ます。
***
「榎木津さん、まだ起きてませんよね?」
オープニング的な何か。
つづきより、画像いっぱい出ます。
***
「榎木津さん、まだ起きてませんよね?」
「え? ああ、まだ起きちゃこないようちの先生は。
――ところで何だい益田君、その格好は」
「あ、この帽子ですか。いや、気分です気分」
「よく分からないことを云うな君は。ところで何なんだ、先生が起きてないかって」
「今日ちょっとお暇を戴きたくて。
別に僕が来ようと来なかろうとあの人が気にするようなことじゃないでしょうけどね。
――でも昨日、どうやらここに財布置き忘れちゃったみたいで、取りに来たんですよ。
で、あの人が起きてたら財布取りに来るだけでも面倒なことになりそうだなァと」
「君の財布なら、落ちていたから応接の机の上に載せておいたよ」
「ありがとうございます、和寅さん」
「しかし君ね、そううっかり財布忘れるようなことで探偵助手が務まるのかい」
「すみません、昨日はどうもいけなかった。
――じゃあ僕ァこれさえ手に入ればもう帰りますんで」
「マスヤマだ」
「うわあああ榎木津さん!寝ていたんじゃないんですか!」
「朝が来たので起きたぞ!僕が起きたから朝が来た!」
「和寅さん、暫く起きないみたいに云ってたじゃないですかあ」
「ああ、先生おはようございます」
「和寅さあん……!」
「お前はオロカだが今のずざざざという動きは面白かったので合格ダ!」
「何の試験ですよそれは」
「マスヤマだ」
「は?」
「マスヤマがマスヤマを見たそれがマスヤマだぞ」
「はあ?」
「鏡だ」
「鏡って、――榎木津さん、何を」
「マスヤマが見たのが鏡で鏡にはマスヤマだ。そうか」
「だから」
「うわははははは!」
「!」
「面白いことが起きているのに真っ先に僕に報告しないなんてやっぱりお前はオロカ物だ!」
「――益田君、それ」
「宴会芸か何かかい?」
「和寅さん、何てこと云うんですかあ。僕ァ巫山戯てる訳じゃないんですよ。
――僕の身に起こったことが、巫山戯てるんです」
泣きべそをかく益田の頭からは 黒い猫の耳が はえて いた。
***
益田に猫又が憑いた経緯とか京極堂に相談とか最終的に憑物落しの場面までみっちり妄想しましたが、もんのすごい長い話になるのが間違いなさそうだったのでそこまでは書けませんひいひい。
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檜扇 (ヒオウギ)
たまに(頻繁かも知れない)消失してます。
消失先で益田のこと考えてにやにやしているでしょうが。
連絡等はコメント若しくは拍手からお願い致します。
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